KART ACTIVITY DIARY

- 2010年9月の日記 -
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2010年9月1日(水)  いよいよ9月!!!
2010年9月1日(水)の画像
こりもつこともっこりです。かくしてその実態は、ダンゴムシの名付け親、パワーメゾットですべて解決フレーム3兄弟の三男、森です。

今年はたくさん走ろうって話で、活動を進めてきた手前、走行距離を記録しておりました。
そして、ついに、4桁に・・・・

いつのまにかプログラムには走行距離1000km超とか書かれておりました。うそにならんで良かったです。
もう大会もすぐですからね。なんとか間に合いました。

まぁ、1000kmも走るとどっか壊れないか、逆に心配もでてくるわけですが。

近頃は静的が忙しそうなわれわれですが、動的専門の自分はひたすらレギュレーション対策にいそしんでいます。
大方レギュには対応しているつもりですが、細かいところで車検員に突っ込みをいれられても、すぐに対処できるようにするためのパーツを製作中です。
また宿で徹夜とかいやですからね。

こんなことしてると、いよいよ大会前ってかんじがしてきます。
それでは同業者のみなさん、また来週会いましょう。

次の日記は近頃静的で忙しそうなタクマさん、お願いします。

2010年9月2日(木)  インセクトハンター
静的で忙しいらしい、タクマこと藤井です。

自分はデザインレビュー(エンジン)を受け持ちますが、完成度を高めていくのにはやはり時間がかかります。
本番までの数日であとどれくらい改良されるかですかね…

車両の方はレギュ対策等、総仕上げの段階です。
カウルも仕上がってきて、明日はじめてカウル全装着での走行です。
ぶっ壊れてバラバラにならなければいいですね、カウルがね。


それでは尺を余らせたので、今年私が倒したインセクツの狩猟記録を公開します。

自分は虫を引き寄せる性質なので自然とエンカウント率が高く、
しかも虫嫌いなのでやむを得ず戦闘に突入することが多々あります。

まず工場でのゴキブリ。
夜中の電装作業では頻出ですがパーツクリーナーで瞬殺です。

カウル小屋の前に発生していたボウフラ。
防錆剤で全滅しました。

工場に迷い込んだ蜂。
タイミング的に踏むしかなかった。しかし甲殻類は堅い…

しかしまぁ外では全力で力をふるえますが、問題は家です。
物理攻撃を全力でぶつけると痕跡を残すため、みねうちか毒殺の2択しかありません。ホームでありながらあちらに地の利があるというアウェイ感です。

まず今年初めに大量発生したやすで。
10匹/日くらい倒すことになったので、最終的には殺さず気絶させるレベルの技術を手に入れました。

そして何故か部屋に迷い込んだ蛾。
これは相当に戦闘力が高く、ついぞ物理攻撃では倒せずアースジェットに頼りました。
部屋の一部が燐粉まみれで心が折れそうになりました。
しかし飛行タイプはやたらやっかい…(ry

そして先日、満を持してのラスボス、ムカデが出現しました。
第一印象は絶望です。というかどっから入った!?
まぁでもスピードがないので押さえつけながらのジェットで意外と楽に倒せましたね。ライフは高かったですが…


それでは次はカウル班長シゲさんどうぞ。

あなたは、信じられますか。

2010年9月7日(火)  大会一日目
2010年9月7日(火)の画像
お久しぶりです!!!修士1回の塚本です.

今日から小笠山総合運動公園にて,「第8回全日本学生フォーミュラ大会」に参加しています.

今日から,活動日記にて大会の報告を致します.
明日からもご覧いただければと思います.

さて,今日は,大会一日目ということで,京都を朝8時に出発し,
無事,昼には会場に到着しました.

到着後は,テントを貼り,車の準備へと移りました.

今日の大会のポイントは,「技術車検」です.

技術車検では,車輌が大会の決めたルールを順守しているか,また,安全性を十分に考慮しているか,が見られます

これを通過しないと,次の車検(チルト試験,騒音試験,ブレーキテストなど)に進むことができません.

私たちの技術車検は,3時半からということで,昼から車輌に問題がないか,これまでにも増して車輌の細かなところまで,点検していきました.

そして,3時10分頃には,車輌はピットを出発し,技術車検の列へと並びました.

3時半には,車検員に方々による審査が始まりました.

エンジン,シャシ,フレームのそれぞれのパーツについて,安全を十分に満たしているか,
そのパーツの安全についてどのような考えのもと,設計を行っているか,など,厳密な審査が行われました.

結果としては,残念ながら,エンジン周りからのドライバーの保護不足が指摘され,再車検となりました.


それからは,ドライバーの脱出試験を通過した後,ピットに戻り,再車検終了の5時半まで,指摘された点への対策を行いました.

最終的には,車検員の方に,安全への配慮を評価して頂き,無事車検を通過することができ,一日目を終了することができました.


明日は,午前中に他の車検,午後には,様々な静的(設計,コスト,販売戦略)の審査が待っており,実際の審査が始まります.
良い結果を残せるように,これからも頑張ります!!!

ではでは.(写真は,今日の技術車検でのひとコマ)

2010年9月8日(水)  大会二日目
さて,昨日に引き続き塚本です.
今日も大会の状況をお伝えします.

昨日,技術車検を通過した私たちKARTは,朝から他の車検に挑みました.

台風が近づいていることもあり,天候は一日中不安定で,風も強く降ったり止んだりという状態でした.

そんな中,チルト,騒音車検は延期され,まずブレーキテストが行われました.

これは,車輌がブレーキにより4輪ロックされるかを確認します

給油をし,この大会初めてエンジンをかけ,ブレーキテストに挑みました.

結果,無事4輪ロックを確認し,無事車検を通過することができました.

その後,練習場で,ドライバーを変えながら,車の動きなどを確認して,雨脚が強くなり,車輌をピットに戻しました.

その裏では,今日行われる3つの静的審査の1つプレゼンが行われました.

プレゼンとは,自分達が設計,製作している車輌を販売するためには,どのようなターゲットを設定し,どのような販売戦略をもって,そのターゲットのニーズを満たすような方法をとるか,を発表するものです.

本番では,これまでやってきた練習の成果が出せるよう,緊張の中精一杯の実力を発揮し,審査員の方からも「熱意が伝わる」と言われるようなプレゼンをすることができました(点数は後日).

そして,車輌の走行については,午前中の間に天候が徐々に悪くなり,昼前には,ピットに戻り,昼からある残り2つの静的審査のための準備を行いました.

先に行われたのは,コスト審査

これは,車輌製作にかかるコストをすべて計上し提出したコストレポートに対して,その正確性や理解度などを問われます.

こちらも,担当者がコストの計上方法,レポートの内容を十分把握しており,審査員の質問に対して即座に対応できており,良い結果が得られたと思います.(点数は後日)

後に行われたのは,デザイン審査

これは,車輌の設計において,どのような考えのもと設計を行ったかをアピールする審査です.
こちらも,発表練習を何度も行い,話す内容のわかりやすさ,スライドの見やすさを幾度となく修正していった結果,車検員の方々にも私たちの設計に対して十分に評価して頂いたと思います(点m数は後日).

これをもって,二日目の競技は終了し,ピットの片づけをして,宿に帰ってきました.

前日は,静的審査の準備もあり,寝る時間を削っていた為,今日は,メンバー全員明日の動的競技に向け,体力を温存しています.

では,明日は,いよいよ動的競技が始まります.
ご期待ください.

2010年9月9日(木)  大会三日目
2010年9月9日(木)の画像
今日も塚本よりお伝えします.

さて,今日は,昨日とはうって変わって動的審査の日です.
午前中は,スキッドパッド(8の字コース),アクセラレーション(0-75m加速)をおこないました.
今日は,天候が悪く,断続的に雨が降ったりやんだりを繰り返すような天候で,路面状況は刻一刻と変わっていきました.その中でも,状況を見極め,連絡を取りながら対応できたと思います.

また,午後からは,一周1kmのコースのタイムアタックをするオートクロスが行われました.午前中に中断を招いた雨がパラパラと降り続き路面状況は良くありませんでしたが,ドライバーが果敢にアタックし,こちらも良いタイムを残すことができました.

今日は,この動的競技三競技をすべて走行した後は,明日の準備を行ったあと,他大学の車輌の見学や,上位校の走行タイムの測定などを行い,来年へとつなげるための,時間にあてました.

また,今日の終わりには,今まで行われた静的,動的競技の順位が発表され,オートクロスを除けば,9位,オートクロスの順位が7位ということで,十分上位を狙える位置にいるという結果がでました.

明日は,最終競技かつもっとも点数んも高い競技であるエンデュランス(耐久走行)です.
この競技を完走し,さらに良いタイムを出すことで,さらに上位に食い込めるよう,また,今年1年の集大成として,悔いの残らないよう,あと1日張り切って挑みたいと思います.

2010年9月10日(金)  大会四日目
2010年9月10日(金)の画像
どうも,塚本です.

今日は,いよいよ最終競技であるエンデュランスを残すのみとなりました.

エンデュランスは1周900m程度のコースを2人のドライバーで10周ずつ走行する競技で,車輌の耐久性能を問われます.

私たちの出走順は7チーム目で,朝,ピットに到着後,車輌を下してから入念なチェックを行いました.
写真は,出走直前の8号機とドライバーの武田

これまで1000kmを超える走行テストを行っているものの,最後の20分で何か起きないか,メンバー全員で時間ギリギリまで点検しました.

時間が近づいてきたところで,ドライバーを乗せて,練習会場へ
感覚をつかみ,落ち着くための2分間の走行練習を終え,いよいよ競技会場へ向かいます.

耐久走行ということで,気温がだんだんと上がり,20周という他の競技ではない走行距離を走る中完走する大学は年々増加しているとはいえ,多くありません.
それは,私たちも例外ではありません.
ただ,「自分達は1000km走ってきた」という自信を胸に,走行を見守ります.

まずは,一人目のドライバーの武田がスタートします.
落ち着いたスタートで,1周目から62秒のタイムを出します.
そして,その後もペースを乱すことなく62秒前後のタイムをたたき出し,他大学に比べても,非常に安定したタイムを作り,二人目のドライバーにつなぎました.

そして,二人目のドライバーの拓磨がスタートします.
これも,一本目から快調なペースで走行をし,60秒前後のタイムをキープします.
メンバーは,ミスすることなく,そして車輌に問題が起きることなく,完走してほしいと,走行会場の観覧席で見守ります.

5,6,7,8,9,…と周回を重ねていくごとに不安と喜びが入り混じります.

そして,無事,二人目のドライバーが完走し,帰ってきたときには,みなが,拍手で迎え,全競技完走の喜びを分かち合いました.

その後は,騒音測定,燃費測定をクリアーし,ピットに戻りました.

ピットに戻った後は,来年にむけて他大学の車輌の見学に向かいました.毎年,自分達の車輌も進化していますが,他大学もやはり私たちには,思いつかないような設計をし,車輌の評価を行っています.これを,自分達にも取り入れられるように,また,アイデアとして頭に入れておくために,時間をかけて様々な車輌を見て回りました.

これで四日目,大会全競技を終了しました.
明日は,表彰などがあり,順位の発表があります.
結果は,もうしばらくお待ちください.

2010年9月14日(火)  大会報告
2010年9月14日(火)の画像
大会5日目の報告と,大会結果の報告を致します.

大会が終わってからこんなにも遅くなった言い訳は,2日連続で,「書きこみ」ボタンを押した瞬間に

「このプログラムではこのWEBページを表示できません」がでたから.

別にさぼったわけじゃないんだからね.

では,大会5日目を振り返ります.

大会5日目は全競技を終了しているため,他大学の見学にあてました.大会の競技以外の醍醐味は,この見学で,同じパーツの担当者が各大学のブースに行って話すことだと言っても過言ではありません.

様々な環境がある中で,みな創意工夫しながら車作りをしているのが分かっている,わかっているもの同士しかわからない話をする.

苦労した話し,そのパーツの面白いところ,難しいところ

話しは尽きないもので,気づくとかなりの時間話していたりします.その後名刺を交換し,また来年もお互い頑張ることを誓い分かれます.

今年度も様々な大学の人達のピットに赴き様々な話を聞くことができました.また,様々な方にピットやデザイン審査に用いたパネルを見て頂き,質問を受けました.

これが学生フォーミュラの更なる発展につながれば良いなと(偉そう)思い,有意義な時間を過ごすことができました.

見学の後は,集合写真,デザインファイナル,見学,表彰式と移りました.

さて,その結果は,



総合順位9位

コスト審査29位
デザイン審査8位
プレゼンテーション審査7位
アクセラレーション21位
スキッドパッド9位
オートクロス7位
燃費28位
耐久走行2位

となりました.
最も車輌性能が評価されるエンデュランス(耐久走行)において全チーム中2位ということで,車輌の性能は高いものだと思いますが,静的,動的ともまだまだ点数を上げることができます.
これをさらに詰めていくことで,さらに上位にいくことができると考えています.

今年1年様々な方に支えて頂き,無事活動をすることができ,大会に参加することができました.
本当にありがとうございました.



KARTでは,2011年度の体制が決まり,設計が進んでいます.
来年こそは,表彰台の中央を目指します.
今後とも何卒宜しくお願いいたします.



ということで,次の日記は,2011年度リーダーの拓磨にお願いします.

2010年9月18日(土)  KART2011
この度2011年度プロジェクトリーダーを襲名しました、拓磨こと藤井です。

おそらく日記でふざけた事が書けるのは前回が最終回でした。
これからは積極的にKARTの活動を報告できるよう努力します。


2011年度の目標は優勝!
これは1年前から決まっていた事。

ならば我々が用意するのは最強のチームと最速の車でしょう。
これらをもってして第9回学生フォーミュラ大会に挑めるよう、頑張っていきたいと思います。


ところで気になる事…

今大会の表彰式を見て確信した。

たまに目標で表彰台の中央とかポディウムの頂点と言ったりしていますが…

あの表彰台は平坦だし中央は3位と4位です。

ならば敢えて言おう、

来年は表彰台の端っこに立つ事を誓うと!


はい、6位フラグと思った方は鋭いです。
そうならないようチーム一丸となって精進していきます。


スポンサー様、サポーター様、お世話になっている先生方々や技術職員の方々、そして家族の方々、

御迷惑をおかけすることもあると思いますがまた1年間宜しくお願い致します。


では流れ的に忠将さんへ。

2010年9月26日(日)  KART2010
2010年9月26日(日)の画像
お久しぶりです.
2010年度プロジェクトリーダーの忠将こと高橋です.
間があいてしまってすみませんでした.

早くも前年度となってしまった2010年度ですが,
今思い返してみても,とても思い出深い1年だったように思います.




そんな中でも一番思い出に残っているのは,
片道4時間掛けて行った福井県での走行会.
帰りが深夜になることが分かったうえで、
無謀にも寄り道した高級寿司店.

適当に握ってもらったら出てきた大量の寿司を,
僕は今でも鮮明に覚えています.
お絞りを油(エンジンオイル)でしこたま汚して帰って行った薄汚い男達を、
寿司屋の女将さんは今も覚えていてくれてるでしょうか?


リーダーという立場で過ごしたこの1年間は,
この活動をしてきた中で最も楽しく充実した時間でした.

また月並みですが,
この活動を支えて下さっている多くの方々の存在を強く感じる1年でもありました.
そんな皆様のお陰でこうした充実した時間を過ごすことが出来ました.

KARTにご尽力下さった皆様に,
この場をお借りして厚く御礼申し上げます.
1年間本当にありがとうございました.


それでは次は,実は大会前にパスが出ていたにも関わらず,
大会前後のゴタゴタでスルーされていたシゲさんに,
再びスポットライトを当てたいと思います.