KART ACTIVITY DIARY

- 2010年11月の日記 -
12件の日記が登録されています。
2010年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

2010年11月6日(土)  アルミフレームの哲学
2010年11月6日(土)の画像
雨が得意なもっこりです。
雨どころか、完全に水の中でのスペックなら、チーム内でトップクラスだと自負しております。

以前はバイク整備日記を書いてましたが、点火系がおかしいらしく、エンジンが始動しなくてモチベーションがあがらない&お金が足りないので、修理がすすみません。
で、新連載「アルミフレームの哲学」を始めます。
アルミフレームってどうなんですか?という問い合わせが同業者の方々からありますが、これを読んでください。
ちなみに、一部の方からクエン酸での錆とりって結局どうなの?と聞かれましたので、応えておきましょう。

お勧めできません。


本日、今年度車両のフレームの一部に、ついに溶接の火をいれました!!
せっかくアルミのノウハウを持っているのに、スペースフレームなんぞ作りたくないと思いつつ、チームコンセプトにしたがって設計した結果、結局ごく普通のスペースフレームになってしまった今年のフレーム・・・・
いざ作り始めてみると、かわいくて仕方ないですね。
このフレームはめっちゃはやいと信じてます。


当初なんでスペースフレームがいやだったか。

・アルミは比重もヤング率の鉄の1/3。単に引っ張り・圧縮で力を受けていたのでは、鉄で作っても変わらん。強度は強いですが、剛性設計ですしねぇ・・・
・無塗装でさびないのは重量的にメリットですが、メインフープとの接合を考えるとどっこいどっこい。
・精度よく溶接するのは難しいですが、切削性はいいので、製作面を考えてもどちらがいいとはいえない。
・わずかな荷重で金属疲労が無限にたまる分、耐久性は劣る。まぁ、そんなに長く使わないから問題ない。

そんなところですね。いつどこが突然割れるかわからないので、設計・製作した者にとっては怖いものがあります。
それでもうちのチームは、アルミが良いんだといい続けて10年。ここであっさり鉄にしまーすともいえません。次回からはアルミの可能性をさぐります。

では次の日記は、ネタがたまっているという拓磨さんお願いします。

2010年11月9日(火)  趣味じゃない、活動の一環だ
2010年11月9日(火)の画像
ネタと一緒に疲れもたまって今にも風邪をひきそうな拓磨こと藤井です。
パソコンが新しくなったので“拓磨”が一発で変換できませんでした…

まずかなり昔になりますが10/24に行われた鈴鹿8耐にKARTで出場しました。もちろん原動機なし2輪です。
チーム内にロードやクロスバイクをもってる人が多く、完全にノリで出場してしまいました。

チャリで鈴鹿は非常に長く、F1の何秒おちかと思っていたら、
まさか1周10分くらいかかります…計算ミスでした…
この大会は700台くらいの併走なので、くだりの50km/hオーバーのところではクラッシュしないかヒヤヒヤします。
ちなみにトップは7分きってくるので全然話になりませんね。
完全に排気量(肺気量?)が違うというか色々カテゴリーが違います。

とはいえまぁいい感じにスピード感を養えたのではないでしょうか。まぁ気のせいでしょうが。
しかしなんというかやはり僕には4輪の方が安心感があります。
基本こけないですしね。


あぁ活動報告としてはフレームの製作が開始されたという感じですかね。ここからは製作オンパレードでしょう。


では次はミスター日記こと小川っちへ。
イメージするものは常に最強の自分だ!!

2010年11月11日(木)  真っ赤なツナギの加工ヘタレ
2010年11月11日(木)の画像
どうも、ミスター日記の肩書をいただきました、小川です。でもそんなの要りません。

KARTの日記をご愛読されている方はよくご存じでしょうが、なかなか日記が円滑に回っておりません。 個々のクオリティは高いのでしょうが、「日記」と呼ぶには間があきすぎですね。

これからは、日記の頻度向上を私が管理することになりました。一定以上の遅延が発生するとペナルティ(?)にしてしまいましょう。
チームのみなさん、今年は日記もペナルティ無しでいきましょう。


ではまず、個人的な話から。
拓磨さんの書いていた、鈴鹿8耐(byチャリ)に私も参加してきました。
しかし、7年落ちの某台湾製入門者用クロスバイク+貧弱なMyミトコンドリアでは、周りの本気ライダーはおろか、ロードバイクを駈る先輩方の足元にすら及びませんでした。

偉大なる先輩方に追いつくために、とりあえず、ロードバイクを手に入れたいと思います。順調にお金が貯まれば、2月ごろにはお披露目できるかもしれません。


さて、チャリ話をこのへんにしといて、最近寒いですね。
今まで使っていた深紅のツナギでは膝周りが薄すぎて(というか布と呼べるものがない)、この冬を乗り切れないと感じ、新しい作業用ツナギを買いました。

およそ6000円。 前のツナギの3倍。 綿100%。信頼の国産品。

高いだけあって、抜群の品質とカッコ良さとド派手さだと思います。 しかしジャージにしか見えないというお話もチラホラ。

衣装も整い、これで加工もバッチリ…というわけにはいかず、フライスで早速加工ミスをしてしまいました... こんなんで今年の複雑怪奇な形のナックル作れるんだろうか…


加工ヘタレのまま終わらないように、努力致します m(__)m


さてさて、次は古参日記読者にはおなじみ、元祖ミスター日記の塚本さんに、久しぶりに日記を回してみましょうか。

2010年11月12日(金)  元祖日記担当!!
どうも,元祖ミスター日記の塚本です.
思えば,3年前に日記更新の担当になったものの,1か月に5,6回くらいしか更新してなくて,もっとやればよかったな,と思う今日この頃です.
それでも,OBの方に「日記見たけど,風邪大丈夫か?」とか企業の方に「順調そうやな」とか言ってもらって励みになったのを覚えています.

さて,最近の私ですが(KARTのことではない),先の2人の後輩と一緒に鈴鹿の8時間耐久エンデューロに参加してきました.
最年長ということでオープニングラップを担当しましたが,「ゆっくりスタートします」というアナウンスの下で,先頭に置いて行かれた記憶が未だに忘れられないです.
そして,コーナーを曲がる時の「あ,ここでこけたら集団落車だな」ってゾクゾクも同じくらい忘れられないです.
来年もぜひ参加したいですね.他大学の人と競争出来ればまた楽しいかもしれません.(期待


そろそろKARTについても触れます.ただ,これから書く人のネタを奪わないよう,自分のことで.
今年の私の担当は,「プレゼンテーション」です.そこで,研究の合間を縫いながら大学に入って初めて「経済学」というものの勉強中です.
マーケティングってのがどんなもんなのか,販売予測はどうやってたてるか,などなど研究の合間にちょっとづつですが進めています.
また,勉強をしながら具体的な内容に触れれればいいですね.

ではでは,次は大橋君おねがいします.厳密に.

2010年11月14日(日)  KARTに入らないか?
2010年11月14日(日)の画像
どうも、大橋です。

Hotな話題ではないですが、新歓の話を。

7月の日記にて、新入生に入って欲しいなぁ~(当時1回生は私1人でした。)などとぼやいておりましたが、私、現在に至るまで何もしていなかったわけではございません!
口先だけの男ではないのです(`・д・´)
実は、後期授業が始まってからの3週間程、新歓担当として活動をしておりました。
主な活動内容は2つ。
・授業は始まるよりも先に教室へ行き、我々の活動を宣伝するビラ を撒く。
・昨年度の車両YJ-R08を校内に展示して道行く人に見てもらう。
その成果として、数名の方には入ってもらえるかも?といった感じです。
新歓をしていて思ったことは、まず、京都大学には少なからず学生フォーミュラの活動に興味のある人がいる、ということです。
ただ、「このサークルってお金がかかるんじゃないの?」とか
「毎日活動があって大変そう」などのイメージがあるようでした。


日記ですので、チームの近況報告もしなくてはいけませんね。
現在フレームを製作している段階です。学生フォーミュラの車両がすっぽり乗っかってしまう巨大な定盤の上に、アルミパイプを固定しておくためのジグを立てては、アルミパイプを固定し、溶接していくといった感じです。
それと同時並行で、各パーツ担当班は各々のパーツを製作しています。
フレーム完成!→すぐに出来上がっているパーツが組み上がっていく!というのが理想的ですね。

さて次回は、たくさん喋りたいことがあるかと思います(笑)
秋山さんお願いします。

2010年11月15日(月)  私も溶接に挑戦するつもりです!
お久しぶりです、秋山です。岡山走行会後以来でしょうか?

大橋君の気になる前振りでしたが・・・、仕方ない、書きますか(涙)。

実は私、10月末に1週間入院しておりました。風邪と食中毒を併発しまして・・・。退院はしたものの、いまだ体調は低空飛行です。・・・家族や学友は勿論のこと、チームメイトにも多大な迷惑と心配をかけてしまいました(そして今も迷惑をかけています・・・)。ごめんなさい。・・・溜め込んでいる仕事をいい加減やっつけなければ(汗)。

今は自分の担当部品から少し頭を遠ざけて、本当にたまにではありますが、フレーム製作を陰ながら工場で手伝っているつもりです。(早く体調を100%に戻して工場へ行く頻度をUPせねば(汗))溶接機の電極を研いだりとか、アルミパイプを切断したりとか・・・。

溶接といえば、私も実は大会後から溶接を少し練習し始めました。工学部に進学したのだから、金属で物を作るのに必要な工作機械を一通り使えるようになりたいと思いまして・・・。まぁ、現段階ではフレーム溶接を全て行っている森君には到底及びませんが。

自分で設計したパーツはやはり自分で溶接したいですね。フレームが一段落着いたら、溶接の練習を再開しなければ・・・。

次は、2回生メンバーで唯一11月未登場の奥西君にバトンを渡します。
The answer is blowing in the wind.

2010年11月17日(水)  フェアレディZという車のことを知っているか?
どうも、奥西です。

今日、授業の一環として現行フェアレディZ(Z34)の開発責任者である湯川さんの講演をお聞きしました。時間の都合で肝心のZ34の話はほとんど聞くことができず、Z33の開発についての話でしたが、実はZは京都の街に合うようなデザインにしたなど、興味深い内容でした。

講演中に、湯川さんがZとGT-Rのことを知っているかと学生に聞いたところ、2割ぐらいの学生はZのことを知らなかったようでした。GT-Rはまだ知名度が高いようで知らない人の数はかなり減りましたが、機械系の学生を集めてもこのような結果になるとは思いませんでした。

自分達の車輌はというと、フレーム製作は順調に進み、フロントフープから前の部分の形が見えてきました(まだ溶接は終わってませんが)。問題なく予定通りにフレームを完成させたいですね。

では、次は武田さん、お願いします。

2010年11月19日(金)  NF2010
どうも、武田です。
明日から待ちにまったNF(=11月祭=学祭)ですね!
・・・と、言いたいところですが、そういうイベントとは無縁の我らKARTはNF期間中の4日間も朝から晩までみっちり平常運転の予定です。

今思えば、最後にNFに車両を展示したのは私が1回生の時でした。
その時は実行委員からエンジンをかける時間は無制限というお墨付き(?)をもらい、隣にいたアカペラサークルの歌声を不定期にかき消しておりました。アカペラサークルの方々、すみませんでした。

今年は飲食店でも出店してお金集めをしようという話もちらほらあったみたいですが、結局うやむやになりました。しかし、NF期間中の時間でフルに車両製作ができるというのは、今後のスケジュールを考えても良かったと思います。

そうそう、NF二日目の21日には、KARTではNFに無関係な新歓飲み会をするらしいので、新歓担当の大橋君にその様子を語ってもらいましょう。

2010年11月22日(月)  NF ~Nomikai&Factory~
どうも、大橋です。

私が担当してきた秋の新歓の効果?ででしょうか。
新たに2名、KARTに入隊いたしました。
念願の1回生にも入ってもらえて、非常に良かったです。

ということで、昨日は、その歓迎飲み会を開催しました。
新メンバーも個性派揃いのKARTメンバーの中にすっかり馴染んでいました。
深夜遅くまで、食べて飲んで、バッティングマシーンやダーツをして遊んでも、
次の日にはほとんどの人が工場にやって来て車両製作をしていました。
KARTのメンバーはエネルギッシュです。
ただ、そのエネルギーを学祭にではなく、愛する車に注いでいるという点で一般の学生とは違いますが(笑)

さて、車両製作はといいますと、
私は自分の担当しているブレーキの製作を開始しました。
頭の中でイメージを膨らませ、3次元CADに起こしてから、図面を描くまでに何日も、何週間もかかった部品が、
製作にかかる時間はわずかに数時間でした。
設計・製作の中でも、「設計」の部分がいかに重要であるかを改めて感じました。

次回は森さん、お願いします。

2010年11月24日(水)  アルミフレームの哲学2
2010年11月24日(水)の画像
今月2回目の登場、もっこりです。

フレームは完成形が見えてきました。ここまではかなりのハイペースだったんですが、メインフープにトラブルを抱え、溶接機のトーチも壊れてしまい、ここしばらくはフレーム制作は停滞中です。
その分、いままでフレームに割いていた戦力を他のパーツに振り分けています。

さて、アルミフレーム。鉄に比べてメリットない・・・・どころか耐久性を考えるとデメリットなのでは?とすら思えるアルミ。

しかし世間を見渡してみると、バイクや自転車の世界ではアルミが主流です。自転車はカーボンの時代になったようですが、バイクはアルミ全盛期です。NSXもアルミで有名ですね。

これらのアルミ製品を見ると、圧倒的に太いパイプ(?)をつかっているのがわかると思います。
キーワードは「曲げ剛性」

限られた断面積で最大の断面二次モーメントを得ようとすれば、より大径にすればいいのはご存知かと。
しかしある程度以上大径にしてしまうと薄肉になりすぎて、座屈してしまうために、構造材に使えません。
ここで、鉄とアルミの差がでます。アルミのほうがより大きな断面二次モーメントを得ることができます。

すなわち、鉄では実現不可能な「曲げ剛性/重さ」を実現できます。これを活かすことができれば・・・・鉄フレームの追従を許さない軽量・高剛性なフレームをつくることも可能だと考えています。

まぁ、ここまでは一般的な話ですね。他のアルミフレームを考慮したチームもこんなことはわかってると思います。
次回は学生フォーミュラにおけるアルミフレームについて、考察していきましょう。

次は初登場、我らがレースクイーン、日高さんお願いします。

2010年11月26日(金)  グミが大好きです!
どうもはじめまして、日高です。

私は9月の大会終了後にKARTに入隊させていただきました。

何も知らずに大会期間真っ只中に見学させてくださいと連絡を入れ、初見学から2ヶ月が経ちました。

入ったばっかりは、何をしていいかわからず不安でしたが、メンバーのみんなが優しく教えてくれて、今は森くんの下でフレームの端面処理等のお手伝いをさせていただいてます。

今はそれしかできませんが、これから勉強してもっとチームの役に立てるように、大会で優勝できるように、一生懸命頑張っていきます!!!

次は、酒井くんお願いします。

2010年11月29日(月)  EVの将来性
2010年11月29日(月)の画像
最近, 体調不良と, PCの故障の不運が続いたうえ, 学生フォーミュラ以外の活動が忙しく, あまり顔を出せていない酒井です.

昨日は, 北山で開催されていた, スマートスイートグリッドに参加してきました.
もともとEVに興味があり, その将来性と, EV市場の潜在需要の開拓に関心があったからです.

当日は, i-Mievと, e-ZONEの試乗ができましたが, 2台の性格の違いが明確に分かりました.
i-Mievは, 従来のAT車に近い味付けがなされすぎていて, 少し不自然に感じました. ただ, 完成度の高さに驚きました. テストコースを軽く走ったら, 航続可能距離が逆に伸びていました!!!
エネルギー回生システムって凄いですね.

e-ZONEは韓国製のEVですが, とても単純なEVで, ダイレクトな反応が面白かったです!
また, e-ZONEを持ってきていた業者さんは, 僕の地元に工場を構えるEVベンチャー企業と協力していることが判明しました.

実は, 2週間前には, そのEVベンチャーの講演会に参加したのですが, 元Audiデザイナー和田智さんの話が, とても面白かったです.
ヨーロッパでは, "エレガント"という概念が自動車にも根付いていることが, デザイン性の高さであったり, 他メーカーの追随を許さない付加価値の創造につながっているのだと感じました.

テスラの例でも示されましたが, 全くの素人集団でも, 自動車が作れる時代なので, 今後はデザインと文化的豊かさで勝負することになると思います.
最近, いろいろ考えていたことのうちの一つを長々と書いてしまいました・・・

次は, 秋山君, お願いします.