9月6日

 早朝より富士スピードウェイに入り車両整備に追われる。この日は静的三審査が朝、昼前、夕方に分かれて入っており、合間を縫って車検、プラクティスを行うことになった。

 最初に行われたのはコスト審査。事前に準備したパワーポイント資料をパネルに貼り付けて審査員に説明。予め提出していたコストレポートの採点も比較的よく(23/30)、一同安堵に胸をなで下ろした。

 いったんピットに戻った後、車検会場へ。アテニュエーター、キルスイッチ等、若干の指摘を受けて再車検を指示される。指摘箇所を修正している間にデザイン審査の時間となり、一部メンバーに修正を任せてデザイン審査会場へと向かった。

 デザイン審査も事前に用意したパネルを中心に説明を行う。その後に行われた質疑の中で一部メンバー同士の疎通が図られていない部分もあったが、大きな問題もなく審査終了。再びピットへ戻り、指摘箇所を修正して再車検へ。今度はすんなり通過し、一枚目のシールをカウルに貼ることができた。

 続いて車重計測の後、チルトへ向かった。チルト試験は車両を45 度傾けても液体の漏れが無いこと、また60 度傾けても車両が転倒しないことを確認することが目的である。ドライバーの中で一番大きなDavid が乗った状態で行い、無事通過。

その後騒音測定も難なくクリアし二枚目のシールをゲット。最後かつ最難関の車検となるブレーキテストへ。というのも大会1ヶ月前に行われたFISCO での合同走行会の際になかなか4輪ロックさせることが出来ず苦労した経験があったからである。しかし天候も手伝ってかあっさりと一発でクリア。一回目の試験では逆にすぐロックしすぎて若干オーバーランしてしまった。順調に三枚目の車検シールを貼ることができ、いったんピットへ戻って車検通過を喜び合った。

 一方、プレゼン審査に参加するメンバーは車重計測を終えた時点でプレゼン会場へ移動。ここでも審査員の方に比較的好印象を与えることができたようでプレゼンテーション終了後も審査員の方から質問が出るなど終始和やかな雰囲気のうちに終えることができた。

 すべての静的審査、車検が終わった段階でまだ時間に余裕があったのでプラクティス走行を行った。この時点での車検通過車両は10 台余り。昨年度とはうってかわってゆとりをもって翌日以降の動的審査に臨めることとなった。

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