9月14日

大会2日目。雨はまだ上がらない。そんな中、前日行うことができなかった、騒音、ブレーキの両テストを行い、どちらも無事に通過。最後の車検シールを貼り、動的競技への出場が認められた。

雨の中、競技は中断。再開されたのは10:00を回ってからだった。時間の関係で昨年同様1競技1ドライバーのアタックとなった。路面はウェット。ドライバーにとっては未知の領域だった。

まずはアクセラレーション。ドライバーは国内で恐らく初となる女性ドライバーだった。初めてのウェットという状況と極度の緊張感から、一回目はスピン。それでも気を取り直して臨んだ二回目は無事に走りきることができた。タイムは6.209秒、75点中3.5点、23位という結果だった。

続いて行われたスキッドパッド。こちらは無難に走りきったもののタイムはやはり伸びず、6.187秒、50点中2.5点、14位という結果だった。練習不足を痛感した瞬間だった。

午後からはオートクロス。路面がようやく乾き、ドライとなった。ドライバーはそれぞれプラクティスで車両の感覚を確かめ、競技に臨んだ。 一人目のドライバーが無難にこなして二人目。チームリーダーが操る車両は排気音を高らかに鳴り響かせた。右コーナーからストレートへ伸びるコースは車両特性に適し、最高時速は100kmを優に超える。二週目でたたき出した最速タイムは47.776秒。150点中99.12点、13位であった。

ピットへ戻る途中、前日の静的競技の得点が発表された。プレゼンテーション審査75点中67点6位、コスト審査100点中58.8点18位、デザイン審査150点中129点10位。特にプレゼン、デザインの二審査は高い得点を得ることができた。メンバーの苦労が報われた瞬間だった。

オートクロス終了後、翌日のエンデュランスに向けて最後のチェックを行った。泣いても笑っても明日が最後、自分の担当した箇所を入念にチェックし、目立つ汚れを拭い取る。

出陣前最後の儀式が終わったのは18:00であった。

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