9月10日(大会2日目)
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 大会2日目となるこの日から、ついに動的審査が始まります。午前中に旋回性能を競うスキッドパッドと加速性能を競うアクセラレーションが、午後からは1周800m余りの特設コースによるタイムアタックを行うオートクロスが行われます。

 この日の朝もゲートオープンと同時にピット設営と車両の整備を始め、7時30分から始まるプラクティス走行に備えました。午前の競技に出るドライバー2名が各1回ずつプラクティス走行を行い、すぐさま動的競技エリアに進みました。ただ、未だにエンジンの調子が上がらず、ドライバーにとっては非常に扱いにくいマシンになっていたことがドライバーの表情から窺い知れました。

 まず、ドライバー川村がスキッドパッドを2回行い、車両の挙動に苦戦しながらもタイムを残すことができました。
 次にドライバー杉目によるアクセラレーションを2回行いました。1本目にてタイムを残すことができましたが、2本目は良いスタートを切ることができませんでした。引き続きアクセラレーションをドライバー川村が行いましたが、満足のいく結果は残せず、杉目による1本目のタイムがベストタイムとなりました。
 その後、ドライバー杉目によるスキッドパッドを行うべく競技に並びましたが、競技場は我々の前の大学で丁度競技終了の時間となったためにタイムを残すことは叶いませんでした。


▲ 競技に並ぶ

 スキッドパッドとアクセラレーションは2名のドライバーの各2回の走行のうちベストタイムのみが結果として記録されます。スキッドパッドが12.53 / 50点で25位、アクセラレーションが36.00 / 75点で25位と満足のいく結果ではありませんでした。ただ、タイムを残すことができたことで、次につなげられる結果となりました。

 午後に入り、オートクロスに向けた車両の調整と競技に出場するドライバー2名によるプラクティス走行を行いました。オートクロスは直線、コーナー、スラロームが組み合わされた複合コースでのタイムアタックで、車両の総合バランスに加え、ドライバーの日頃の成果と度胸が試されるものです。
 まずドライバー藤井が2回の走行を行いました。1本目は慎重に走り、続く2回目はスタートに失敗するも順当に走行をし、オートクロスでのベストタイムを残すことができました。続いて軽微な調整を行った後、ドライバー武田による走行を開始しました。1本目好スタートを切るも、前を走行していた他大学車両が停止するというアクシデントに見舞われ、再スタートとなってしまいました。再走した1本目は順当にタイムを残しましたが、2本目にスピンを喫してしまいました。
 結果は78.07 / 150点となる19位に終わりました。

動的競技 得点 / 配点 順位(65チーム中)
スキッドパッド 12.53 / 50点 25位
アクセラレーション 36.00 / 75点 25位
オートクロス 78.07 / 150点 19位

 また、この日の午後には前日までの静的審査の結果が発表されました。コスト審査は21.3 / 75点で48位、デザイン審査は94.0 / 150点で19位、プレゼン審査は47.37 / 75点で18位と、我々の静的審査に対する準備の甘さを痛感する結果となってしまいました。
 大会で上位校に位置する大学は、どこも動的審査のみならず静的審査のポイントも上位であることは言うまでもありません。このことは来年度の大きな課題となります。

静的審査競技 得点 / 配点 順位(65チーム中)
コスト 21.3 / 75点 48位
デザイン 94.0 / 150点 19位
プレゼンテーション 47.37 / 75点 18位

 さて、大会競技も翌日に行われる特設コースによる耐久走行であるエンデュランスを残すのみとなりました。昨年度大会ではマシントラブルによりこの競技をリタイアしてしまったこともあり、メンバー全員による車両の入念なチェックが行われました。これまでの静的及び動的競技の結果から、上位からこれ以上引き離されないためにも、エンデュランスの完走は絶対条件となることが明白であったために、気を引き締めて各人車両のチェックに当たりました。


▲ 念入りなチェックが行われた
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