余田拓矢インタビュー
今回は3回生の余田拓矢さんです。インタビューするのは森寛樹です。
森:じゃああ機械好きとか? 余田:の~なんだろう。そうでもないかなぁ・・・。何かいじるのが好き・・・そうでもないなぁ。一般の人よりはそうかなってぐらい。でもものを分解して組み立てたりするような趣味は持ってない。 森:じゃあ趣味は? 余田:とくにないかなぁ。 森:ミリオタという話を聞きますが。 余田:別にミリオタってわけじゃないんやけどね。レシプロの飛行機が好きでね。エアレース見に行きたいなぁ…。 ------(周囲の人間と趣味の話に花開く)------ 森:ところで担当パーツは? 余田:ウォーターラインとオイルライン。 森:つまりエンジンの血管?
森:詳しい説明ありがとうございます。今年の出来具合は? 余田:いま15%ぐらい完成してるかな~ってぐらい。成功するかどうかは5分5分かな。 森:インタビューは以上です。ありがとうございました。 |
マイペースなやさし~い雰囲気のお方です。インタビュー後にも詳しく説明してくれました。
ただ今エンジンのドライサンプを開発中です。これはエンジンオイルを循環させる方法のひとつです。KARTで採用しているYAMAHA製YZF-R6のエンジンはバイクのエンジンです。バイクは車体が傾くため常にエンジンに対して下向きのGがかかります。一方4輪ではコーナーで横向きのGがかかります。純正のオイル循環系はこの横向きのGに対応してないです。実際過去にこれが原因でエンジンが焼けたことがあるとか。純正R6エンジンがオイルが重力で落ちてくるのを利用してオイルを回収するのに対して、ドライサンプはポンプでオイルを回収して必要なところへ吹き付ける方法です。安定したオイルの供給が可能になるとともに、オイルタンクの形状とレイアウトの自由度が高まり、低重心化に寄与することができるそうです。
ドライサンプのためのパーツがフレームに干渉して取り付けられないトラブルが発生していたようですが、余田さんが、宣言どおりの期限で見事解決しました。
マイペースなお方とは言いましたが、有言実行、やることはやる人です。片付けのことなどを進んで教えてくれるので、新入生としてはとても助かります。
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