大会2日目も天気は快晴で非常に暑い1日となった。この日は動的競技3種目が予定されている。午前中は車輌の旋回性能を競うスキッドパッドと加速性能を競うアクセラレーション。午後には1周760
mのコースのタイムアタックであるオートクロスが行われた。
朝はゲートオープンと同時に会場に入る。7時半から許可されるプラクティス走行に向けて準備する。スキッドパッドとアクセラレーションのドライバー2名がプラクティス走行を数本行い、アライメントの調整を挟み足回りのセッティングを決定した。
▲ 集中力を高める…
▲ …一方で動的競技に向かう途中で緊張をほぐす一面も
先にスキッドパッドの会場へ向かう。第1ドライバーは2本目で姿勢を崩しスピンを喫するものの続く第2ドライバーが2本目でベストタイムを残す。タイムは5.365秒、順位は12位となる。
続いてアクセラレーションへ。第1ドライバーが1本目でこの競技ベストタイムとなる記録を残す。タイムは4.324秒で順位は9位であった。まずまずの成績である。
▲ 多少不満だったか…
午後に入り、オートクロスに向けて車輌の調整とプラクティスの後、競技会場へ。オートクロスのコースは直線、コーナー、スラロームが組み合わされた複合コースで、車輌の総合バランスだけでなく、ドライバーの日頃の練習の成果と度胸が試される。
まず第1ドライバーが走行した。1本目は安定して走行し、2本目で50.008秒の好タイムを叩き出す。これがベストタイムとなり、順位は7位であった。次の日の最終種目である耐久走行に向けて十分な手応えを残すことができた。
また、この日は排気ガス測定も行われた。これは直接競技のポイントには加算されないが、来年度以降は何かしらの配慮がなされる可能性があるもので、今後の大会に向けて注意すべき項目の1つである。
▲ オートクロスのスタート!
▲ コースを駆けるYJ-R06
この日の夕方に、前日までに行われた静的審査の結果が発表された。これまで終わった静的審査と動的審査の結果は以下の通り。
静的審査 |
順位(65校中) |
ポイント |
コスト |
16 |
60.7 / 100 |
プレゼン |
8 |
56.25 / 75 |
デザイン |
5位以内 |
- |
動的審査 |
順位(65校中) |
ポイント |
タイム |
スキッドパッド |
12 |
31.37 / 50 |
5.365 |
アクセラレーション |
9 |
65.62 / 75 |
4.324 |
オートクロス |
7 |
101.42 / 150 |
50.008 |
ここで、京都大学は、デザイン審査の結果、上位5校のみが出場可能なデザインファイナル出場することが決まる。京都大学としては大会初参戦以来の初の快挙である。デザインファイナルは最終日に行われるため、宿に帰ってからもデザインファイナルに向けて悔いの残らないよう念の入った準備を進めてゆくこととなった。
この段階で全体の順位としては一桁台につけた。3日目に行われる耐久走行のエンデュアランスで大きく失敗しなければ表彰台に上ることが十分可能である。メンバーのムードも高まるが、最後まで確実にポイントを稼ぐことができるよう気を引き締めて臨むことをチーム内でも確認する。
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